3.9G

周波数割り当てが決まりました。
各社特色が出てて面白いなと思います。
注目点

SBMは1.5GHzでLTEではなく、DC-HSDPAを用いる

今のSBMPDC用の基地局鉄塔を流用する気マンマンですね。DC-HSDPAがどのくらいのスペックを誇るのか分かりませんが、HSDPAをDualCellなわけだから、28.8Mbps以上はカタログスペックに掲載出来ると思いますので、MIMOはなくても、今のHSDPA7.2Mbpsの内容みてたら、悪くはないと思います。
1.5GHz帯を2009年12月からスタートとあるので、1.5GHzを3G用として用いる計画がありそうですが、PDCの停波の直後から1.5GHzによるサービス開始を目論んでいる点が興味深いです。SBMPDCの空中線は見るからにMIMO非対応なので、MIMOがセットになるLTEよりもDC-HSDPAの方が効果的であると判断したようです。

auは2GHzでLTEを実施しない

LTEの導入と1.5GHzの運用開始時期が同じであるため、サービス開始時期としては、auが最も遅いことになります。800MHzをLTEに用いるようですが、現時点で800Mの基地局数が約27000局程度ですので、2014年度末までにほぼ全ての基地局LTE対応させる計画が伺えます。

docomoは800MHzでLTEを実施しない

2012年度から再編後の800Mの権利を持っていると言われているdocomoですが、それは3G用に用いるようです。それを担保に、今3G用に用いている2GHz帯の一部をLTE用に切り替える計画が伺えます。2GHz帯の一部といっても、5MHzか10MHzかでカタログスペックは少なくとも他社との違いが出てくるため、少なくとも2011年7月までにに800MHzへ3Gのトラフィックを移行し、LTEのために2GHz帯を10MHz確保しなければならないものの、2013年までに1.5GHz帯のネットワークを構築させ、中期的な視野でNo1ネットワークをキープする計画が伺えます。

EMはとにかくスピード優先

EMはサービスエリアの広さは他社に劣るものの、最新の機器でネットワーク構築が出来るメリットを活かし、スピーディに最新の通信技術でサービス提供する方針が見てとれます。

不思議な点

  • エリア展開の局数と人口カバー率が比例しない。

局数と人口カバー率は4社4様なところが面白いです。
auはcdma2000ネットワークを全てリプレースするようなのですが、EMは人口カバー優先。docomoは人口カバーは最低達成義務に過ぎないという解釈の元に低めの計画。このあたりは各社の思想の違いが現れている気がします。

  • EMだけ1局あたりの設備投資額が低い

投資額を局数で割った値を比べると以下のようになります

事業者名 3.9世代のエリア展開 投資額 3.9世代基地局単価 1.5/1.7GHzの使用局数 投資額 1.5/1.7G基地局単価
EM 6388局 644億円 約1000万円 6676局 660億円 約988万円
docomo 20700局 3430億円 1650万円 5700局 1151億円 2020万円
SBM 9000局 2073億円 2300万円 10000局 2100億円 2100万円
KDDI 29361局 5150億円 1750万円 6361億円 1315億円 2067万円

まあ、各社似たり寄ったりですね。気になるのは、

  • EMが他と比べて半額程度安いこと。空中線をいじらないのが大きいか?
  • SBMLTEよりもDC-HSDPAに積極的。気持ちは分かります。
  • docomoKDDIは、1.5GHzのLTE展開について、義務ラインギリギリで申請しており、何やらきな臭い(笑)

気がついたことがあれば、次の機会に。